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苦手教科克服のきっかけ─算数・数学編

5教科の平均点を上げるには、最も点数の低い教科を上げるのが一番効率的です。何と言っても、伸びしろが一番大きのですから。

最も点数の低い教科 = 苦手教科を克服するにはどうすれば良いでしょうか。そのきっかけとなるポイントはどこにあるでしょうか。まず、算数・数学から考えてみましょう。

算数

算数が苦手な場合、最も基本的なところをチェックしてあげる必要があります。次の内、当てはまる項目があるでしょうか。

  • 一桁の足し算や引き算が、指を使わないとできない
  • 九九をしっかり覚えていない
  • 四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)の筆算がおぼつかない
  • 分数の概念がしっくりきていない
  • 少数や大きな数の位取りができない

これらの項目に当てはまるものがあれば、算数の成績UPは難しいでしょう。中学に上がってからの数学も、成績下位がほぼ確定的です。

文章題が全くできなくて点数が取れない・・・、などという以前に、これらができていないことが本当に多いのです。まず上記の項目をしっかりチェックしてあげてください。どれか(またはどれも(*_*))が欠けていることが多いです。きっと発見できます。それが問題の根っこになっています。

上記の項目はすべて、1人では克服できないでしょう。親や家庭教師が付き添って、できるまで教えてあげる必要があります。絡まった根っこを丁寧にほぐし、しっかりと水分や養分を吸収できる態勢を整えてあげましょう

教え方の例については、また後日書きたいと思います。

数学

数学が苦手な場合も、驚くべきことに上記の項目のどれか(またはどれも(*_*))ができない子供が大多数です。

九九ができない中学生なんて、と思われるかも知れませんが、けっこういます。おもしろ回答を連発するがゆえに出演しているクイズ番組の回答者の中に、この種の人達がいることをご存知かもしれません。実際にいます。

この場合も算数のときと同様、付き添って教えてあげなければなりません。土台がないとその上には何も積み上げられませんので。

そして土台ができたら、本格的に教科書の内容に取り組みます。ただ、計算が少しできるようになったくらいではなかなか点数になりません。そこでどうするか。妙案が一つだけあります。それは、計算問題がたくさん出るテストを受けることです。

どうやってそんな事ができるでしょうか。実はできなくもありません。特に中学の各学年の最初の学期の中間テストや期末テストは、計算問題が主な範囲です。中学1年生は方程式、中学2年生は連立方程式、中学3年生は2次方程式です。これを狙います。

やり方さえ覚えればできますので、方程式を解く練習をひたすらやります。小学校の算数より中学校の数学の方が問題のバリエーションは少ないかも知れません。別の言い方をすると、パターンさえ覚えれば大抵どうにかなるのです。

数学は一学期の中間テストと期末テストに努力を傾けます。そうするとある程度の点が取れます。これまでにない点が取れる場合もあります。数学が苦手な子でも努力が比較的すぐに報われる数少ないチャンスです。数学の点数がいつもに比べてあまりにもいいので、先生にびっくりされた子もいました。

今までどうやっても取れなかった点数が取れると自信になります。自信が出るとやる気が出てきます。正のスパイラルです。ただ、二学期からはそう簡単ではありません。計算問題以外が多く出るからです。気を引き締めてかかる必要はあります。

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